2023-01-24
時代は変わり今ではある程度の知識があればPCを使って、テンプレート(定型ひな形)を使って自分で【募集図面・ファクトシート】が作れます。
どうでしょう。
この物件、小さく築年が書いてありますが、2021年6月の建物で、ほぼ新築のような建物です。
驚きですね。
これは実際に仙台の不動産業者さんがアットホームに有料で紙媒体の販売図面配布がされたものですので、当窓口で勝手に創作したものではありません。
(2022年7月に実際に配布されています)
こういうあまり極端な例を持ち出す事に意味はないとは思いますが、とはいえ、「あなた」が依頼した不動産会社がこんな販売図面で売却活動をしていたらと想像してください。
この建物、実物は綺麗でピッカピカでしょうから、いずれ売却は出来るのでしょう。家を探している方は夜中でも何でも気になったら現地に行って実物を外からでもすぐに見に行きます。
しかし、多くの人が興味を持ち「検討」するかは別問題です。出来る限りパイを広げ、多くの人に見てもらうのがより良い条件で不動産売却を成功させる一番大事な要素と言っても良いと思います。
実は中古住宅の販売の場合は、売却されるお客様のリクエストで写真を載せない(もしくは非常に少なく)ケースも多いので、一瞬のインパクトで今日も持ってもらうのは難しい事もあります。
それにしても売買金額はともかく不動産売却を依頼を受け販売をしようとしているのあれば、一定の工夫をするべきです。
とはいえ・・・
実は不動産の広告は非常にあれこれ難しく、例えばこの実例に出した中古戸建てですがいずれは成約はするでしょう。成約したら、当然もう販売活動が出来ません。使いまわしの出来ない一回きりの広告です。
自前でデザインや販売図面の作成が出来ない場合は一切を外部発注しなければなりません。つまりお金がかかります。それがイヤだから、こんなお粗末な販売図面になってしまった、と言うのが実情でしょう。
ただし、自前で図面作成を行わない不動産業者も意外と多いです。大きく分けて2つです。
①不動産業者間の取引しかしないから図面が不要な場合
②一般のお客様からほとんど依頼が無い場合
③時代に取り残されたお年寄りの不動産屋さん
①は本当によくある事で不動産会社と言っても本当にやっている種類は様々で、「太陽光発電専門」みたいな不動産業者もあります。
問題の②と③ですが、年に1回、2回しか売却の依頼を受けない不動産会社の場合、募集図面は自前では作らないでしょう。そんな不動産会社の経営が成り立っているのはそのほとんどが、不動産”管理”による売り上げがあるからですが、一般の方はそんな裏側はわかりませんから、知らずに不動産の売却を依頼する事もあるでしょう。出てきた販売図面がアレではガッカリですね。
当窓口で作成している図面も見て頂かないとフェアではないので、最後に当窓口作成による募集図面もご覧頂きたいと思います。
同じように写真ナシ(ほぼ)の間取りをチョイスしてみました。
テナントの募集図面です。
(2022年10月14日 現在実際に太白区八木山南で賃貸募集中の物件です)
こちらは新築物件の販売図面です。物件が建築前ですので、写真が実際にありません。
(2022年10月14日 現在実際に販売中の物件です)
感性はそれぞれですが、あまりも奇抜だったり、デザイン性が優先されすぎて必要な情報がわかりにくいのも問題です。オシャレ過ぎる図面で実物とかけ離れた内容でも問題ですね。
不動産会社さんは、仙台でさえコンビニの数と同じくらい存在します。
一人二人で営業している不動産業者も多いので、こだわりの図面を作成出来る業者は多くありません。
売れる不動産作り。色々とご提案します。一緒に考えます。
大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。
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宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 宮城県仙台市 在住歴 40数年 『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。 ※各種メディアにもご協力しております。執筆・取材のご依頼もお気軽に! ― 写真は仙台市民に最も愛されている山「泉ヶ岳にて」― |
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