疑問解決 一括査定の裏側。不動産売買において一括査定が一般化されない理由。

2022-08-21

疑問解決



読了目安時間:6分


不動産の一括査定サイトの利用率は【ネットを頻繁に利用している方】でも2~3割のようです。

不動産売却を検討し始めるとイヤでも目にする「不動産一括査定サイト」の広告ですが、何故一般化しないのでしょうか。

「あなた」が一括査定を依頼すると、その裏側では何が起きているか、一般消費者である「あなた」にとって本当にベストな選択になっているか、その仕組みを見ていきましょう。


まず、「あなた」が一括査定サイトから必要な情報を入力して依頼をすると、その登録している不動産業者宛一斉に「あなた」の所有している不動産の〈断片的〉な情報が通知されます。

その〈断片的〉な情報をもとにそして、【売れそうな不動産どうか』か不動産業者が選定し、一括査定の運営会社に対価を払ってその情報を買う。
と言う流れになっており、「あなた」の同意に基づき個人情報の【売買】が行われます。

情報の売買ですから、当然ながら不動産会社は「あなた」の情報に対し1~3万円程度の情報料金を一括査定サイトに支払います。

早い場合は30分~1時間程度で「あなた」の不動産情報が買われていきます。



その買われた情報を基に不動産会社は「あなた」にこんなアプローチをしてきます。
「〇〇円程度で売れると”思うから”当社に依頼をしてください。全力を尽くします」

「あなた」の不動産が1千万円以上の価格が期待できそうな場合は、同じように情報を買った不動産業者から同じようなメールや電話がたくさん入るでしょう。

情報を買った不動産業社としては、依頼を受けて売買を成約させなければ情報料金の回収が出来ません。
しかし、選ばれる不動産業者は通常1社だけです。情報料金を回収するために不動産会社はあの手この手で必死に「あなた」を勧誘するでしょう。

電話だけならまだしも急に自宅に訪ねられたりする事もあり、しばしトラブルになっているようです。
アポなし自宅訪問と言うやつです。

昔は、一括査定を行う業者も少なく、査定サイトを利用した人数分のお金を不動産業者がお金を払っていましたが、一括査定業者による「自作自演」行為や、売却を目的としない一括査定が多すぎて今のシステムを採用する一括査定サイトが多くなってきました。勿論今でも1案件の情報で3000円とかそういうのもあります。

さて、
先ほどは「あなたの情報が不動産業者に買われた場合」ですが、売れなさそうなや面倒そうな不動産の場合、どうなるか。 単純に「残念ながら今の”タイミング”では」引き受けられる不動産業者が見つかりませんでした、と連絡が来るという事になります。



ところで、「あなた」が一括査定サイトを選ぶ際にこんな文言を見ませんでしたか??

□ 「あなた」の不動産にベストマッチした不動産会社を見つける事が出来る
□ 所有している不動産は何ですか?一番得意としている業者を選定出来ますよ!
□ 最短45秒で「最高額」を知る事が出来ますよ。
□ 複数社が査定するから、相場が知れて安心!

実際にはどうでしょうか。
有料で「あなた」の個人情報を買う不動産業者から見れば簡単にお金になりそうな案件を「他社」よりもまるで有利であるようなうたい文句で、「あなた」にアプローチをかけてくるでしょう。
しかし実態は、抱え過ぎた社員を遊ばせないために、案件をお金で買っているに過ぎません。一般消費である「あなた」がお金を払う訳ではないから「それはそれで良い」とも言えますが、「あなた」が査定依頼をした物件と競合するような「優良案件」が3件・5件と時期が重なった場合はどうなるでしょうか。これは十分にあり得る話です。

その場合、「あなた」の不動産情報を買う業者は当然減るし、優先度は低くなります。場合によっては昨日設立したばかりの不動産業者が情報を買うかもしれません。この辺に法律の縛りはありませんから、お金を払えばどの不動産業者でも買えてしまいます。事実、「不動産の一括査定サイト」を運営しているほとんどの会社は『不動産業者の免許がありません』 単なる広告業者です。法律の縛りは不動産業者ほど厳しくありません。

近年少しづつではありますが、気楽に不動産の一括査定を利用される方が増えております。
しかしそもそも、例えば車の一括査定の場合その車を「買うのは車の販売業者」ですが、不動産の一括査定の場合、不動産を「買うのは一般のお客様」がほとんどで、不動産は単に間に入って手続きを行う「仲介」をするだけです。「売れそうな”予測”金額」を提示するだけです。

これは大事な事で先ほども書きましたが、複数社に依頼をして、選ばれる不動産業者は1社だけです。それなのに人員や費用を割いて「あなた」の不動産の綿密な調査が出来るでしょうか? 不動産はその名の通り「不動」であり、地に根付いたものでオンリーワンのものです。当然ながら地域性による個体差が大きいものです。その個体差の違いなどを不動産一括査定サイトでしっかり見てくれる不動産会社は見つかるでしょうか。例えば、同じハウスメーカーで建築をするにしても東北の過酷な環境に対応するため、建築単価は関西より東北の方が高いです。沖縄の場合は台風が多いので頑丈なおうちが多いのは皆様ご存じの通りです。 

単なる土地だけならまだ少しは可能かもしれませんが、戸建て・マンションは個体差が大きすぎます。一括査定サイトでは無理です。

仮の話ですが、【真面目にコツコツと働く不動産業者】がしっかりした調査を行った上で「査定金額」を「あなた」に提示したとしても、それが1週間かかったとしたら、他の【何としても案件を得たい不動産業者】がとにかく高い金額の提示を既にしており、商談は進んでいるでしょう。

一括査定に登録している不動産業者の多くは、不動産仲介をするための『媒介契約』を「あなた」と常に逃げ道を作りながら結ぶのが一番の目的であり、そののち実際に不動産が成約になるかどうかは二の次です。
高値で媒介契約を結び、2,3カ月経過しても売れなかったら、
『成約に向けて努力しましたが、なかなか買い手が現れないので価格を下げて売りませんか?』
これをうまく「あなた」に伝えるだけです。でもこうなる未来が見えれば、そもそもその不動産会社とは媒介契約を結びませんよね。

一般の消費者であるここをご覧になられているような方にとっては不動産取引は人生でも大きなウェイトを占めるビックイベントです。不動産の取引には、通常色々なドラマが隠れているものです。しかし、一括査定サイトは「あなた」の個人的な事情や気持ちは勘案してくれません。非常に機械的であり、マニュアルに則った仕事しかしません。「そんな事はないんじゃない?」と思うかもしれませんが、そうでなければ、一括査定サイト経由の膨大な量の案件をさばききれません。


と言う訳で、
もし一括査定サイトを『どうしても利用してみたい』場合は「金額と理由」を聞いて、さらに資料一式を送ってもってその上で依頼はせずに、当窓口のような地域密着の不動産業者にご相談頂くのが一番です。当窓口も時期によっては、かなりの繁忙期もあります。その際は信頼出来る地域の不動産業者さんを紹介します。

『こういう場合どうだろう??』疑問ご質問などお気軽にご相談下さいませ。

大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市を中心に、不動産仲介をおこなっています。 不動産の売却・賃貸について確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。




ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120645777

営業時間
09:30-18:30
定休日
水曜日&(第三火曜日)

関連記事

売却査定

お問い合わせ