[仙台市若林区表柴田町 裏柴田町]編 不動産売却の査定相場を知ろう【土地 建物 査定】2023年版

|| 団地とは ― 住宅を計画的、集団的に建てた区域の事  ||


このシリーズは「団地相場」と銘打ってますが、計画的ではない住宅区域も仙台市及び近郊には多くありますので、併せてご紹介いたします。

当窓口では仙台市若林区で不動産売却を検討されている方に向けて多くの情報発信を多く行っております。売却金額のデータや事例、お得な情報、豊富なノウハウ、コツ、不動産売却の方法など、不動産売却を成功させるための情報をたくさんご紹介していますので、ご参考になさってください。

今回取り上げるのは仙台市若林区「表柴田町 裏柴田町」です。

当ブログをご覧頂いた方から、だいぶマニアックな記事を書いているね、とお褒めのお言葉を先日頂戴しましたが、目指せ全町制覇!を目標にやっていますので、いつかあなたがお住まいの町の記事も書く事になると思いますお近くの方はご参考になさってくださいね。個別の案件についてはお気軽にご相談下さい。

さて、この表柴田町と裏柴田町ですが、1633年頃から「柴田郡」出身の方たちがお住まいになられたために、柴田町と名がつけられたようです。歴史はあまり詳しくありませんが、割とこんな感じで適当名付けられている町って多いんですよね。

元々仙台の中心部から近い事もあり、地価は高かったですが、それでも昔からの町で、町の作りがごちゃごっちゃっとしていて、住む人を選びがちでしたが、地下鉄東西線「連坊」駅が出来てさらに利便が増し、再び人気が出てきています。学生向けのアパートなんかも非常に多くありますよね。

若林区全体の記事も書いています!よろしければ併せてご覧下さい!
1960年台初頭の表柴田町、裏柴田町付近の航空写真です。
(写真は国土地理院より //www.gsi.go.jp/ )


一校は1982年から「尋常中学校」として開校しているようですからこちらの歴史もなかなかのものです。東西線の伸ばし方には色々と疑問符が付きますが、まさかこの辺に地下鉄が出来るなんて思いもしませんでしたよね。



では
早速公示価格を見ていきましょう。この周辺では裏柴田町で毎年1か所で公示価格(基準地価)の発表があります。

裏柴田町29-5 73万3884円/坪
こちらは「仙台一校」の東側約100メートルの地点です。グーグルマップを出しておきます。


坪73万となかなかの数字ですがいかがでしょうか?

地下鉄東西線の開業が2015年でしたが、その2015年の公示価格(基準地価)は坪42万でした。仙台市内はほとんどの地点で2012年頃に近年の最安値を記録していますが、その時の価格が坪35万です。今や坪72万ですから驚きの上昇です。

では実際の公示価格と路線価を地図上で見てみましょう。


少し大きめに表示させました。画像右下の赤字で「若林-2 222,000円/㎡」と書いてある地点が公示価格(基準地価)の発表がある地点で、毎年発表されています。(坪ではなく㎡記載です)

左上には青地で「仙台若林5-7」270,000/㎡とありますが、こちらは連坊の公示価格です。驚きの坪97万!です。


良く見ると、ラインが引いてある脇には必ず14000などと数字が書いてありますが140,000円/㎡の意味で「固定資産税路線価」です。固定資産税を納める時の指標の数字です。地価の高いエリアにお住いの方は多くの固定資産税をお支払いですが、このように細かく設定されている訳です。公示価格より低い金額で設定されるのが通常ですので、差が当然あります。 

一校を挟んで画像左側は連坊周辺ですが、表柴田、裏柴田町よりは、数字が高いですね。まぁ、どちらに住みたいかを聞かれたら連坊と答える人が多いでしょうから、便利が良いという事で地価が高いのでしょう。

こういった違いが実際の実取引にどこまで反映されるかは微妙なところですが、このように一路ずれただけでだいぶ金額が変わる事もある訳です。

単なる印象論ではなく客観的な数字も当然見ながら不動産の価値を見極めていくわけですがご覧になられるのが初めての方も多いのではないでしょうか。


さて、
続いて実際の取引額はどうなっているでしょう。実勢価格を見ていきましょう。

あまりにも急激に地価が高騰していますから、2年も3年も前の取引はあまり参考になりません。直近の取引は今年に入ってからの取引でしたが、坪85万ほどです。これは参考にしてよいでしょうね。古い町過ぎるという事もあり、良い点と悪い点が共存しているのですが、

良い点は、ほどほど大きい土地もまだ残っている、と言うところ
悪い点は、古い町なので土地の形が悪い土地が多い、と言うところ

です。つまり、土地の形が良くほどほどに大きな土地であればだいぶ金額も期待できる、と言う事です。

さきほど坪85万の例を出しましたが、いまだかつて坪100万を超えたことはありませんが、それに近い額での取引も期待してよいかもしれません。(良い条件の土地の場合)

旗竿地や、狭小地も多くあるのがこういった古い町ですが、坪40万とか50万程度なら十分見込めるでしょう。ここまで地価が高いと古屋があっても関係ありませんよ。

この数年仙台市内はどこも土地不足で、そんな中で分譲住宅を専門に建てている業者さんの勢いは衰えずガンガン土地を買っていますから、一般の方が土地を買うのは難しくなってきています。『少し高いよな~』と思いつつもしょうがなく買うケースも多くあり、やはりこれは売る側としてはウレシイ事ですが、不動産業者としては実は複雑な心境で、不動産と言うのは高くなりすぎると「売りにくい」からです。当窓口のような不動産業者による売買の仲介は成功報酬制です。売れなけば1円にもなりません。大変な時代です。

こういった高地価のエリアだと、一般の人は買えませんから、買うとしたらアパートやマンションの業者さんでしょうね。建築費の高騰もあり、建築時期をずらしている業者も多いですが、立地が良ければ関係なく買いますから十分高値を期待してよいと思います。

中古戸建ての取引は少ないです。半端な築年の建物の場合は壊した方が高く売れるからでしょうね。

と言う訳で・・・
もし、相談した不動産会社さんからの土地の提示金額が坪50万円を切っていたら注意ですね。駅チカの場合で条件が良ければ坪80万を超えるケースも多いので個別の案件についてはお気軽にご相談下さいね。


さて、
この記事をお読みになられる方は、若林区表柴田町、裏柴田町エリアや「東西線連坊駅」付近など不動産をお持ちだったり、相続する可能性があるなど何かしらの縁がおありの方かと思います。

当そうだん窓口のような不動産のプロが見るのは、過去数年の実際の取引価格、路線価、個体差、将来性や地域性、傾向などですが一般の方は真偽の不明な「一部のデータを拾う事」しか出来ないかと思いますので、当ブログで紹介している実勢価格(実取引額)ご参考にして頂いて賢く・お得に不動産売却を成功させて下さい。

不動産は世界に一つだけのオンリーワンのモノです。その価値を見極めるのは豊富な経験と知識が必要です。


大事な事は不動産の価値を『正しく知る事』です。 正しい価値を誤ってしまうとスタートラインが間違っているということになります。
仙台に土地勘の無い方が相続される事もだいぶ増えているようで、東京や関東近郊からのご相談も増えております。

実は不動産の売却は難しくはありません。

【 難しいのは「より良い条件で売る」 ”これが難しい”のです 】

賢くお得に不動産売却を成功に導く不動産業者はそこまで多くはありません。
当窓口のように情報をオープンにしている不動産会社にご相談下さい。これほど情報発信し、オープンな不動産会社は県内にはありません(断言)知人友人に紹介されたから、とか「一括査定なら安心」とか安易に処分の選択しては損します。
当窓口は一括査定を推奨しませんし当窓口は行っておりません。

弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市・名取市・岩沼市・大和町・利府町を中心に、不動産仲介・買取をおこなっています。 賃貸運用や投資での資産形成のお手伝いも喜んで致します! 相続不動産の売却についても、確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。(売る・買うだけが不動産ではありません)

仙台市の不動産売却 なら || 仙台の不動産そうだん窓口 ||  【運営:株式会社ランドプロデュース】にお任せ下さい!


筆者プロフィール  ||  笠原 紀久夫 
 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 

 宮城県仙台市 在住歴 40数年
『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談・お取引に係わっています。

※各種メディアにもご協力しております。執筆・取材のご依頼もお気軽に!
―  写真は仙台市民に最も愛されている山「泉ヶ岳にて」―

ブログ一覧ページへもどる

まずはご相談ください!

0120645777

営業時間
09:30-18:30
定休日
水曜日&(第三火曜日)

関連記事

仙台市 エリア別売却情報

初めての不動産売却

不動産売却

疑問解決

売却査定

お問い合わせ