2023-04-10
空き家は保有しているだけで管理の手間や費用がかかりますので、早く手放したいとお考えの方も少なくないかと思います。
しかし、「どうやって売れば良いのか分からない」ことを理由に、手をつけられていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、空き家の売却方法や保有している際にかかる費用や税金についてご紹介します。
宮城県の仙台市(青葉区、泉区、宮城野区、若林区、太白区)や多賀城市、富谷市で空き家を売りたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
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そもそも、「空き家はどのような建物のことを指すの?」と疑問に思っている方もいらっしゃるかもしれません。
空き家とは、1年間以上誰も住んでいない住宅のことをいいます。
空き家と聞くと、何年も放置されている古い住宅をイメージするかもしれませんが、築年数の浅い住宅でも1年間以上誰も住んでいなければ、その住宅は空き家に該当します。
空き家を売却する方法の1つは、建物を残したまま現状で売却する方法です。
こちらでは、現状のまま売却する方法とメリット・デメリットをご紹介します。
空き家を現状のまま売る方法には、「中古住宅」として売却する方法と、「古家付き土地」として売却する2つの方法があります。
中古住宅と古家付き土地の違いは、建物に価値があるかどうかです。
買主が空き家をそのまま利用できるのであれば、中古住宅として売却できますが、建物の状態が悪く、建物自体の価値がない場合は古家付き土地として売却するようにしましょう。
固定資産税が安くなる
土地に建物が建っていれば、「住宅用地の軽減措置」という特例を受けることができます。
この特例の対象となれば、土地にかかる固定資産税が最大6分の1にまで軽減されます。
現状のまま売却すれば、売却期間中に固定資産税が高くなるおそれもありませんので、落ち着いて売却をおこなうことができるでしょう。
解体費用がかからない
空き家を現状のまま売却するメリットの1つは、解体費用がかからないことです。
建物を壊す際の費用は、建物の構造などによってさまざまですが、場合によっては数百万円もの費用がかかることがあります。
また、解体業者との打合せには時間を要してしまい、所有する空き家が遠方にある場合は、打合せをおこなうために現地まで出向かなければいけません。
現状のまま売却すれば時間や費用をかけずに売却することができますので、「すぐにでも空き家を売りたい」「空き家を売りたいが、建物を解体する資金がない」という方は、現状のまま売却を検討すると良いでしょう。
古家付き土地として売却する場合は、解体の手間や費用を買主に託すこととなりますので、その負担を差し引いた売却価格の設定が必要となります。
そのため、売却価格が更地価格よりも安くなってしまう可能性があるでしょう。
空き家が土地の上に残っている状態ですと、地盤の固さや地中埋設物の有無などを確認することが難しくなってしまいます。
また、あまりにも建物の管理状態が悪かったり古すぎたりすると、買主の悪印象に繋がってしまいますので、注意が必要です。
その結果、買い手がなかなか見つからず、通常の売却以上に時間がかかってしまう可能性も考えられるでしょう。
売却をおこなっている最中でも、空き家の管理は欠かせません。
換気や掃除をおろそかにしてしまうと、建物が急激に劣化し、売却価格に影響を与えてしまいます。
また、台風などが原因で空き家が倒壊し、近隣の方に損害を与えてしまえば、損害賠償などの責任を負わなければいけないでしょう。
売却する期間が長引いてしまえば、その分リスクがつきまといますので、適切な管理をおこなうようにしましょう。
弊社が選ばれる理由|スタッフ一覧
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空き家を売りたいとお考えであれば、空き家を解体し更地にして売却するのも方法の1つです。
空き家を解体した土地は、土地の大きさや形が確認しやすく、どのような建物を新築するかのイメージがつきやすくなります。
また、地中埋設物の確認や地盤調査、土壌汚染調査をすぐに始めることができますので、スムーズに調査をおこなうことも可能です。
そのため、更地は古家付き土地よりも流通性が高く、買主が見つかりやすい傾向があります。
先ほどご紹介したとおり、現状のまま売却する場合は、売却期間中も空き家の管理をおこなわなければいけません。
空き家の管理が適切でなければ、資産価値が下がるだけでなく、倒壊や近隣とのトラブルといったリスクが発生するおそれがあります。
売却する空き家が遠方にあれば、管理するためだけに現地まで行く必要がありますので、管理が大きな負担になってしまうでしょう。
「空き家が遠方にあって、適切な管理ができていない」という方は、更地にしてしまえば管理の負担が大幅に軽減されますので、検討してみてください。
当然のことですが、空き家を除却して更地にする場合は、解体費用がかかります。
解体費用の相場は以下のとおりです。
たとえば、30坪の住宅であれば、木造住宅ですと解体費用は90万円程度ですが、鉄筋コンクリート造の場合は150万円から180万円程度になるでしょう。
ただし、建物の立地条件や時期などによっても価格は異なってきますので、空き家の解体を検討する際は、解体業者から見積もりを取ることをおすすめします。
そのほかにも、解体をおこなうにあたって室内の家具や家電の処分・撤去をおこなうための費用もかかるでしょう。
更地は「住宅用地の軽減措置」の対象から外れてしまいますので、固定資産税の納税額が高くなってしまいます。
売却期間が長引いてしまうと、高くなった固定資産税を払い続けなければいけません。
立地条件が悪く売るのが難しい土地や、売却を始めるための準備が必要な土地は、更地にするかどうかの十分な検討が必要でしょう。
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空き家は、保有しているだけで費用や税金がかかってしまいます。
「空き家を持っているが、利用する予定はない」という方は、なるべく早く売却することをおすすめします。
最後に、空き家を保有している期間にかかる費用や税金について確認していきましょう。
土地や建物を所有していると、固定資産税と都市計画税を毎年支払わなければいけませんが、これらの税金は使われていない空き家も同様に課税対象です。
支払う税額は物件によって異なりますが、一戸建ての場合は年額10万円から15万円程度になりますので、無駄な出費となってしまいます。
空き家をメンテナンスするための費用
空き家を保有していると、維持管理をおこなわなければいけません。
維持管理の際には、メンテナンスの費用や庭の草むしりにかかる費用、現地に向かうための交通費などが必要です。
シロアリが発生した場合の駆除費用や柱や屋根などの躯体を修繕する費用は数十万円にまで及ぶ可能性もありますので、大きな負担となるでしょう。
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今回は、空き家の売却方法や保有している際にかかる費用や税金についてご紹介しました。
空き家は保有しているだけで費用や税金がかかり、トラブルが発生するリスクもありますので、利用する予定がなければ売却することをおすすめします。
「空き家を売りたいが、どのように売れば良いのかわからない」とお考えであれば、弊社までご相談ください。
弊社は、宮城県の仙台市(青葉区、泉区、宮城野区、若林区、太白区)や多賀城市、富谷市の不動産売却に関するご相談を承っております。
お客様に最適な売却プランを提案させていただきますので、お気軽にお問い合わせください。
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宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 宮城県仙台市 在住歴 40数年 『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。 ※各種メディアにもご協力しております。執筆・取材のご依頼もお気軽に! ― 写真は仙台市民に最も愛されている山「泉ヶ岳にて」― |
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