埋設管がどこにあるのかわからない! 不動産売却の際は必ず調べます。お隣さんの地下を通過しているケースも。


世の中で一番大事と言って良いライフライン、水道はその中の一つです。
重要だからこそ水道の問題は意外と多いものですが、その一つに水道管の通り道問題です。



簡単な図を作成しました。
意外とこの隣地を通っているケースが多いのをご存じですか?

仙台市で上水道を供給開始したのが1923年。その後本格的な拡大工事が開始されたのが1931年。
さすがにそのころ整備された水道管は入替が行われておりますが、1958年(昭和33年)に国見浄水場が整備され、上水道の整備も一気に加速。私設管も昭和30年代から急速に増えており、現在もその多くがそのまま残っています。(実際にそのまま利用されています)

割と大雑把に工事を行っていた時期。こういう権利の問題も雑に処理されていたケースが多かったようです。

とはいえ、上水道より下水管の方がこの問題多く、水道は水圧の関係で大丈夫なことも多いですが下水は高い所から低い所へしか自然には流れません。
坂が多い仙台市・宮城県はこの下水の問題がかなり多いです。

「今現に使っているんだから問題にならないでしょう」

これはまあしょうがないのでそうでしょう。

でも、これを不動産の売却をするとなると話が別で、この問題をクリアにしないと不動産売却がスムースに進まない事が多いのが実情です。
やはり買う方からしたら、大事なライフラインである水道・下水が隣の家を勝手に通っているなんてのは気持ちの悪いモノですよね。

「今はいいけど、立て直すなら通さないでほしい」

これは隣地の人の意見でもっともな意見です。

でもどうしても通さないといけない環境の場合どうしたらよいでしょう。

その分をお金を払って

①借りる
②買うか
③「問題が起きたら全責任を負います」と言う文章を差し入れるか

等など面倒で厄介なケースが多いです。

「実家を相続してみて、不動産業者に売却の相談をしたら発覚した」

って話よくあります。
うまい方法は色々ありますが、それぞれの事情でそのベストな対応は違うものです。

お隣さんとは知らない仲ではないし、と個人間で話をまとめてしまうのは危険です。後世に負担だけが残ります。

書類を作るだけなら、そんなにお金もかかりません。不動産の売却のプロである当不動産のそうだん窓口にぜひご相談下さい。

そのままにしておいては、いざ不動産を売ろうとしても「まず売却出来ません」
買う人がそれでもいいよ、と言う話になれば良いですが、普通こういう訳あり物件はわざわざ買わないですよね。


大事なライフラインである水道。
仙台市では全国に先駆けて一部民営化しました。

今年の7月15日には、青葉区台原で水道管の老朽化で破裂、2,3メートル水が噴き出して、道路も冠水しました。設備維持は民間に任せていないから大丈夫、と言う言い訳はもうやめてオール公営化に戻すべきです。

話がそれましたが・・・
大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市を中心に、不動産仲介をおこなっています。 相続不動産の売却についても、確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

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筆者プロフィール  ||  笠原 紀久夫 
 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 

 宮城県仙台市 在住歴 40数年
『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。

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