私道の権利トラブル・事例など。よくある質問。実例をご紹介します!



不動産のお持ちでない方も、あまりお取引をされたことが無い方も私道(しどう・わたくしどう)問題はよくお聞きになられるかと思います。
当窓口は不動産売却の専門の不動産業者ですからとにかく相当数の案件にかかわっています。

まず大前提として、いわゆる市街地の場合はそもそも道路に接している宅地でないと、家が建てられません。

火事になった場合消防車が入れないと困る、と言うのがわかりやすい理由の一つです。

問題のその接している道路が「公の道路」か、もしくは「私道」のなのか。大事な問題です。

色がついている訳でもないのだから、「道は道」でしょう、と思われる方もおられますが、実際に役所の資料などを見ると「色分け」されています。
私道は通常、大きな宅地を有効に利用するために作られますが、「個人が有効に利用するために勝手に作る道路」なのだから、管理も勝手にやってね、と言うのが役所の基本スタンスです。ただし、無秩序に道路を造られても困るので、一定の基準をクリアしたものを特定行政庁が「指定」をしたものがいわゆる「位置指定道路」です。

指定を受けても、所有は通常個人です。

ですが、指定を受けたことにより公益性を持ちますので、その指定道路に

・ブロック塀等で狭くしたり
・道路上に車を長時間置いたり
・植木や植栽を置いたり

こうした行為は基本的にはNGです。私道の持分があるから、とか持分が多いから、とか昔から持っていたから、と言うのは理由になりません。


さて、今回のご相談は私道の持分についてです。
Fさん夫妻は、現在のお住まいのをおよそ35年ほど前に祖母から贈与を受けました。古いながらも少しづつ直しながらしばらくそこのお住まいでしたがいよいよ建て替えをする事に。

しかしいざ工事の打ち合わせを進めると水道管や下水管も古く目の前の道路を掘削しなければならない事が判明しましたが、目の前の道路の持分を持っていませんでした。

実は今は亡き祖母が持ち分を持っていたのですが、「贈与」による所有権移転だったため、持分が取り残されてしまっていました。
「そんな事あるのだろうか」と当窓口でも思ったのですが、これは当窓口で相談を受けてあれこれ調べた結果判明した事です。
と言う訳で、今も道路の共有者の名前を見ますと亡くなったFさんの祖母のお名前が残っています。

2024年4月から相続義務化が施行されますが、こういった事も少しは改善されていくでしょうか。

30年前にほどには亡くなっていたFさんの祖母ですが、今から相続人を探して相続登記をして、その持ち分を譲ってもらうという作業は現実的ではありません。

さて、持分の問題が解決しないままおうちの建て直しの打ち合わせは一旦ストップし、まずは道路の持分を何とか取得する事になりましたが、面倒な事は誰もがかかわりを持ちたくないもの。なかなか話が進みませんでした。

勿論、持分が無くても所有者が承諾すれば工事は可能ですが、持分を持っていない人に対して承諾は普通はしませんね。



「なんとなくはわかっていたけどこんな問題になるなんて」

ハウスメーカーも何件か近所を回ってましたが、当窓口も途中から間に入り問題を解決する事に。

その後1カ月ほどかかりましたが、その地区の町内会長さんから持分を64分の1譲って貰う事になり、さらに1カ月かかり無事に道路掘削と通行の承諾書を取得する事が出来ました。

今回のケースでは私道の持分の所有者数は計40人を超えておりました。
あまりにもこうった掘削承諾や通行承諾の書類のやり取りが大変過ぎるので、行政としては町内会長等に一任するなどし簡略化を推奨しておりますが、これについても町内会長への負担が大きすぎる事などからあまり進んでいないようです。高齢化の弊害がここにもありますね。

さて、
仙台の不動産売却だけでなく、こういった不動産に係る不随した問題にも取り組んでいるのが当「不動産のそうだん窓口」です。

当窓口のようなオープンな不動産会社さんは意外と少ないものです。

価格も含めて納得感のある情報をご提示します。 

大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 

弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市・名取市・岩沼市を中心に、不動産仲介をおこなっています。 不動産の売却・賃貸について確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。


筆者プロフィール  ||  笠原 紀久夫 
 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 

 宮城県仙台市 在住歴 40数年
『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。

※各種メディアにもご協力しております。執筆・取材のご依頼もお気軽に!
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