[仙台市青葉区]版 初めての不動産売却 プロが教える不動産売却の相場事情【土地 戸建 建物】2023年版

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当窓口では仙台市青葉区で不動産売却を検討されている方に向けて情報発信を多く行っております。売却金額のデータや事例等もご紹介していますので、こちらもご参考になさってください。

慶長5年(1600年)に伊達政宗が当時の地名『千代』を【仙台】と改め居城としてから289年後の明治22年(1889年)に仙台市が誕生しました。(当時の人口86,352人余)

行政区として、平成元年(1989年)に仙台市が政令指定都市になるに際し、北部・中央部と旧宮城郡宮城町がまとめられ誕生したのが「青葉区」です。

2022年6月1日現在で推計人口313,927人。

青葉城、青葉山、青葉祭りがあるように、「青葉」は仙台の事そのものを指しますが、仙台市役所などの行政施設や多くのオフィスビル群、商業ビル施設、歓楽街である国分町が青葉区内に在る事を見ても、仙台市の中心が青葉区であるという事がわかります。

当ブログをご覧になられる方は一般の方がほとんどでしょうから、あえて商業地過ぎる地は避けて一通り青葉区内の地価についてご紹介したいと思います。

さて、単純に青葉区の土地の価格・地価と言っても、道路を挟んで宮城野区、若林区、太白区、泉区と言う場所もありますので、もう少し細かく地域を見ていきたいと思います。

公示価格トップ10までは一般の方がお持ちの事はほとんどないと思われますので、ざっとはしょらせて頂きますが、中央、一番町、花京院、本町、大町、国分町、五橋、北目町、大手町、立町、は実勢価格で坪200万~です。高い地点は坪1000万円を超えていますが、表立っての販売は少ないので後で聞いてびっくりする額での取引だったりもします。

個体差も大きく出ますが、高額取引は必至ですのでお持ちの方が居ましたら個別にご相談下さいませ。

続いて現実的に一般の方がお持ちのであろうエリアのご紹介です。まずはこちらから見ていきましょう。

公示価格(基準価格含む)はこうなっています。

米ケ袋2-2-14  79万6694円/坪
土樋1-9-14  89万2561円/坪
霊屋下17-6  56万8595円/坪

いずれも裏通りには住宅地がずらっと並んでいますが、古い町ですので道路の整備状況はあまり良くない土地も多いです。霊屋下は当窓口もかかわった取引が何件かありますが、実勢価格で坪55万円~80万ほどです。米ケ袋、土樋の方はもう少し実勢価格は上がりますがそもそも取引が少ないのであまり参考にはなりませんが、一般住宅もしくは低層アパート用の土地だとして、坪65万円~85万円。大型マンション、商業施設向きの土地は坪100万円を超えてますが、そう数は多くありません。

仙台駅から西側方面も一気に見てきましょう。(愛子方面は後ほど)

角五郎2-5-10 21万2000円/m2  70万0826円/坪
八幡3-8-13 22万2000円/m2  73万3884円/坪
八幡4-3-5 22万6000円/m2  74万7107円/坪
八幡1-1-40 27万0000円/m2  89万2561円/坪
広瀬町5-12 28万4000円/m2  93万8842円/坪

ここの辺も基本的に全て古い町なので、道路が狭かったり一方通行等で不便な場所も多いいですが、何をするにも歩いて行けるエリアですので、地価はとにかく高いですね。
意外と30坪前後の小ぶりな宅地も多いので、売るには困らない事が多いですが、古い擁壁に囲まれていたり、隣地の関係で売買が進まないケースもあるので注意ですね。
当窓口でもこの近辺のお取引に何度もかかわっていますが、水道管が古かったり、古い町なのであれこれ調査はしっかりしないとダメですので、地域の事情に詳しい信頼出来る業者さんに依頼しましょう。(当窓口の事です)

八幡の一部の商業エリアを除いて実勢価格で100万を超える事は少ないですが、この中では広瀬町はレアですので高く値段が付くでしょう。これだけの高値だとアパートやマンションを建てても利回りが上がりにくいですから実勢価格はそこまで高くないです。条件の悪い土地だと坪40万円ほどの取引も見られます。


公示価格(基準価格含む)は以下の通りです。

柏木1-1-26   72万0661円/坪
柏木2-5-22   82万6446円/坪
子平町11-17   46万2809円/坪
国見1-4-4   32万5950円/坪

国見は割と広いエリアですが、国見1丁目は子平町の隣接町です。

柏木周辺は売り物が意外と出てくる注目エリアですね。
一般住宅、小規模アパートの用地として人気です。幹線道路が近いので、条件の悪い土地もそこまで値が下がらずに取引されています。
実勢価格で坪100万ギリギリまでは良く見られますが、下から坪50万円ほどです。町の発展から完全に取り残されている廃墟のような家も散見されますので、まだまだ取引が多く出てくるでしょう。すぐに売却可能な人気の町ですね。

子平町、国見まで行くと学生が多く見られますが、東北福祉大、東北文化学園向けの学生アパートが乱立しているエリアですね。古いおうちを手放す方も増えてますので、また新しい家も建っていますが学生向けのアパートの多くがだいぶ古くなってきて入居率も悪くなっています。学校が今後どうなっていくのかにもよるのでしょうが、この先10年、20年くらいでまた大きく変わっていくでしょう。
基本的に公示価格も実勢価格も上がってはいますが大幅な上がり幅ではなく落ち着いています。
今後大規模な開発行為も無いでしょうから、売り時ではあるのかもしれません。


上の画像は柏木周辺の道路の種類を色分けした図です。
注目してほしいのが青い「狭あい道路」です。公の道路だけど細く狭いので、協力してセットバック(後退)して道路を広げましょう、と言う道路です。これだけの数の狭あい道路があるエリアは珍しいです。つまり古い町である、と言う事ですね。

続いて上杉です。
6丁目まであり、1.2km四方はある広いエリアです。ずらっと見ていきましょう。

公示価格(基準価格含む)は以下の通りです。

上杉1-6-10 98万0000円/m2  323万9669円/坪
上杉2-9-21 49万5000円/m2  163万6363円/坪
上杉2-4-21 75万0000円/m2  247万9338円/坪
上杉3-8-28 44万4000円/m2  146万7768円/坪
上杉5-6-8 37万4000円/m2  123万6363円/坪
上杉6-2-23 39万0000円/m2  128万9256円/坪

上杉1丁目は県庁すぐそばのエリアです。2丁目3丁目も仙台駅にかなり近いエリアでビル、商業施設が多く地価もだいぶ高いですね。
1~3丁目の実勢価格で坪300万~700万程度。
4丁目からは一般住宅も多く見られますが、実勢価格で坪100万~150万程度がほとんどで、それ以上ついているのは商業施設向けの土地でもう少し実取引額は上です。

過去の記事で若林の地下鉄東西線付近の地価がガンガン上がっているエリアのご紹介をしもはやバブル期を超える勢いで上がっている例を紹介しましたが、青葉区の街中周辺はまだまだほとんどのエリアでバブル期までは上がっていません。(戻っていません)
とはいえ上昇傾向にある事は間違いなく、中心部の地価もだいぶ上がっています。

当窓口は上杉2丁目1-27にありますが、すぐ見える場所だけでもマンションの建築ラッシュ(2022年10月6日時点)により500戸以上の供給がありますが厚生病院の建築も進んでおり、イオン進出で大型複合ビルの建築も決定しています。地価がまだまだ上がっていくのは間違いないですが、天井がどこなのか。注視していきたいと思います。



さて、上杉から東側に行きまして次のエリアも見ていきましょう。

公示価格(基準価格含む)
小田原5-2-11 65万4545円/坪
宮町2-1-67   91万5702円/坪
宮町5-3-13   58万8429円/坪

宮町は1丁目から5丁目までの縦長で距離にすると1.4kmほどの広いエリアです。1丁目は仙台駅に近いエリアで5丁目は東照宮付近です。歴史のある街で今も商店街が並び活気のある町ですね。

仙台駅に近ければ近いほど取引単価は当然上がっていますが、1丁目の2丁目とかなり取引は少ないです。3丁目~5丁目の実勢取引で坪50万~80万程度。100万を超える取引はまず見られないです。とはいえ、周辺はマンションは多いですが戸建て用地は少なく、売り物があれば不動産業者であってもとりあえず検討するエリアですね。

4丁目、5丁目は住宅密集地ですので大きめの土地はかなり少ないです。とはいえ昔からからお住まいの方は100坪程度の広さの土地をお持ちの方が多いです。道路付け条件が良ければだいぶ高額な取引が期待できるでしょう。

さらに東側のエリアもご紹介します。公示価格(基準価格含む)はこうなっています。


中江1-16-8  40万9917円/坪
中江2-21-3  30万7438円/坪

小さめのアパート、戸建てがかなり密集しているエリアですね。

道が狭く、車が入りにくい土地も多いですが、実勢価格で坪40万~55万程度まで。30坪程度の土地が多いのが特徴です。さらに東側は宮城野区ですが、市営住宅等も多く人口密集度は高いです。所有者が高齢なケースが多いですね。今後相続される方も多いいでしょう。お気軽にご相談下さい。

中江周辺から北側に行きますと小松島、高松です。公示価格はこうなっています。

小松島1-7-5 10万9000円/m2  36万0330円/坪
小松島2-28-35 6万9500円/m2  22万9752円/坪
小松島3-5-18 9万7300円/m2  32万1652円/坪
高松3-16-17 7万2000円/m2  23万8016円/坪

小松島1丁目は東照宮、宮町の隣接地ですが仙山線を挟んでいますのでまた地域性は変わります。
東北高校。東北薬科大学があり、学生も多く住んでいますね。

小松島4丁目には2021年12月に「ヨークベニマル 仙台小松島店」がオープンしました。
古くからの住宅地であるため、今まで大きめの土地が極端に少なく大型スーパーの存在しないエリアでしたがようやく誕生しましたね。
そうこうしているうちに青葉区高松には「ヨークベニマル 東照宮店」が2022年7月に新規オープン。
一気に利便が良くなりました。
利便が良くなれば地価は上がるものですが、なかなかどうして坂や、擁壁、道路幅の問題でそう大きく実勢価格はあがらないでしょう。とは言え、実勢価格で高松周辺は坪30万~40万程度まで。小松島も利便が良いので強気な価格設定をする不動産業者は多いですが、実際にはそう高く売れないです。台原、南光台に方面に向かって勾配がキツい土地も多いですね。

とはいえ土地を求める人の多いエリアである事は間違いありません。個体差は大きく出ますので、詳細はご相談下さいね。

続いてはこちらです。まずは公示価格(基準値含む)を見てみましょう。

台原5-12-22   41万6528円/坪 
台原4-12-11   50万9090円/坪
台原3-31-4   39万3388円/坪
台原2-1-15   58万1818円/坪
堤町1-8-77   47万2727円/坪

台原2-1-15は台原にあるスターバックスや、ドン・キホーテのすぐそばです。県道沿いの土地の公示価格ですので商業利用地としてはまずまずの金額でしょう。マンション用地として使えそうな土地以外は実勢価格が上がっていないのが実情です。3丁目~5丁目はそのほとんどがアパート、一般住宅です。

傾斜地が多く古い擁壁も多く見られますが、地価が高いためか売買取引は頻繁に見られます。
3丁目~5丁目で実勢価格として坪35万~50万程度で、公示価格とさほど変わらない取引が多いです。住んでいる方は税金が大変ですね。

堤町は北仙台駅至近ですのでまた台原とは感じが違い古い町ですね。人口密集度はやはり高いので昼夜問わず人の動きが多いです。当窓口でも管理しているマンションがありますが、今年4月に完成、3カ月以内に8割以上が入居。満室になるまで半年もかかりませんでした。計49戸の「フォルト堤」というRCマンションです。北仙台周辺も古いアパートが多いので今後売買が進んで行くと思いますが、伴い地価も基本的に下がることなく上がっていくものと思います。

プロの不動産業者もこの近年の仙台の地価に対し「高い、高い・・・もうぼちぼち落ち着くか」と言い続けてしかしそれよりさらにまた高くなっていますから天井が見えません。

仙台市民歴42年に筆者からすると何となく泉区感のある旭ヶ丘ですが、青葉区です。
旭ヶ丘堤は泉区ですのでわかりづらいですね(笑

公示価格が出ているのは3丁目のみですが、こうなっています。

旭ケ丘3-14-23  41万3223円/坪

旭ヶ丘周辺の実勢価格で坪35万~55万ほどまで。極端に条件の悪い土地の場合は坪20万程度での取引も見られますが、なにせ勾配・傾斜の多い仙台ですので、個体差が出てくるのは仕様がありませんね。旭ヶ丘駅周辺はもう少し高い取引も見られます。

双葉ケ丘1-31-12  22万6446円/坪
北根4-1-11   34万7107円/坪
東勝山1-10-17  24万7933円/坪
東勝山2-17-28  28万7933円/坪
鷺ケ森1-14-26  17万2231円/坪
水の森1-9-6   24万5289円/坪

この中で北根は県道仙台泉線からそばで、県道沿いの商業向きの土地もありますがまとめて一気にご紹介します。
東勝山、西勝山と仙台でも有名な勝山企業の名前の入った地域です。
名前が入っているだけなく、1966年から1971年頃にかけて造成し土地を作ったのが勝山企業そのものです。
ついでに紹介すると、双葉ヶ丘は双葉総合開発により1961年頃から造成がスタート。有名な仙台大観音を作ったのも双葉総合開発です。

勝山エリアに関しては、令和4年現在いまだに道路所有権を勝山企業が持っている地域もあり、掘削や通行券等の許可を勝山企業に貰いに行く、と言う事があります。将来はどうなるでしょうか。

いずれもいわゆるまさに「住宅団地」と言う趣きで、ゆっくり子育てしたり老後を過ごすには良いエリアですよね。

鷺ヶ森の実勢価格は、坪12,3万円~25万程度がほとんどで超えるのは難しいです。
水の森は個体差が大きく出やすいです。実勢価格で18万円~25万程度。小さめの土地は坪35万ほどついている土地もありますが、それ以上はなかなか期待は出来ないでしょう。

双葉ケ丘、東勝山この辺での実勢価格は坪22~坪38万円程度まで。そのほとんどが坪30万円弱での取引です。双葉ケ丘の方が勾配のキツイ場所があるので個体差がでやすいかと思います、


青葉区は広いですね。まだまだ続きますが次はこちらのエリア行きましょう。

公示価格(基準価格含む)です。

川平3-11-6 21万6198円/坪
中山9-8-3   22万4793円/坪
西勝山25-6   22万3471円/坪
桜ケ丘4丁目13番1225  26万6446円/坪

似た数字が並んでいますが、平均値的にもだいたいこうでしょう。
広めの土地だとどうしても坪単価は下がりますから、広めの土地で坪18万円程度から。
高く売れても坪35万までがいっぱいいっぱいでしょう。50坪の土地で@坪35万だとしたら1750万円です。これに買った人が建物が2000万円をのせると諸費用もろもろで4000万円。金利が低いとは言え、毎月の支払いは10万円を超えてきます。
毎月10万円のローンを払うのはなかなか大変な事です。つまり、買える人が限られてくる、と言う事です。

続いて少し仙台駅よりに戻ります。公示価格(基準価格含む)はこうなっています。

滝道17-25  20万6611円/坪
北山3-3-18  27万9669円/坪
荒巻本沢2-4-5  35万0413円/坪

上記の荒巻本沢は、北山ドライブスクールやTSUTAYA等の商業施設の多いポイントの公示価格ですので、比較的金額は上がっていますね。その隣の山手町、菊田町と小さいエリアで住宅地も少ないですが、山手町で以下の通りです。

山手町6-13  25万7851円/坪

一般住宅地少ないですので実勢価格が出ないですが、取引額としたら坪35万円程度くらいでしょう。

滝道はなかなか売却額の上がらない団地です。道が狭く古いおうちが多いからでしょうか。
実勢価格でもほとんどが坪20万円を切っています。
北山も駅に近い所は坪45万円程度まで。ほとんどが坪30万円前後です。勾配も多く玉石擁壁も多いですので個体差が結構あるエリアですね。

北山2-2-11  35万3719円/坪

北山も2丁目付近だと公示価格もほどほどについていますね。

そこから西側の貝ヶ森もあわせてみていきます。

貝ケ森1-16-22   21万9173円/坪
貝ケ森6-15-20   32万8925円/坪

上記の六丁目15-20は貝ヶ森生協のすぐそばです。
同じ第1種低層専用住居でさほど環境も変わらないように思いますが、1丁目の公示価格はとはだいぶ差がありますね。同じ団地内でも勾配が結構ありますので、差が出やすいのかもしれません。
実勢価格で坪25万円から35万円が中央値ですのでそれ以上で売却するのは至難かもしれません。
南東角地であるなどの条件が重なれば坪40万程度までいくかもしれません。


さて、続いて吉成エリアです。吉成も旧宮城町の範囲ですが今となればそういう感じはしませんね。

公示価格(基準値含む)はこうなっています。

南吉成1丁目13番15 8万9200円/m2  29万4876円/坪
南吉成3丁目16番4 10万4000円/m2  34万3801円/坪
吉成1-3-19 7万1800円/m2  23万7355円/坪
国見ケ丘3丁目9番12 9万2500円/m2  30万5785円/坪


バブル絶頂期に南良成の商業地エリアで坪60万円を超えていたのを見るとよっぽどすごいかった時代を感じます。お店は多いので利便は良いですが、車が無いと移動が大変ですよね。実勢価格は坪25万~35万程度がほとんどで過去10年を振り返っても坪40万円を超える取引は見られません。
15年~20年ほど前の取引履歴見るとほとんどが坪10万円~15万円ほどでそう見たら最近はだいぶあがってますよね。売り時と言ってもいいと思いますが、当時買って空き地にしている人はそんなに安く買っていないかもしれませんね。
個別の査定ポイント等についての詳細はお気軽にお問合せ下さいね。


旧宮城町と言えば・・愛子エリアでしょう。最後はこのエリアのご紹介です。まずは公示価格を見ていきましょう。

郷六字葛岡下33番2  10万1818円/坪
折立4-6-5   10万3471円/坪

まずは東側からです。
郷六字葛岡下33番は、仙山線「葛岡」駅のそばです。駅のそばですが、利便の良い駅とは言えずなかなか公示価格も上がっていませんね。実際の取引額もキレイな造成された土地であっても坪20万円~25万円程度です。実際には坪15万円程度の取引が多いです。
折立もバブル期には坪30万円程度まで上昇していましたが、ここ何年も10万円程度ですね。実取引額はもう少し上ですが、あまり期待は出来ませんね。
隣の西花苑団地もそうですが、震災などの度重なる自然災害で地盤が沈下したり、液状化したりとあまり良い話を聞かないのもマイナスポイントです。まとまった土地であればアパート等の建築で需要もあるでしょうが、一般住宅は栗生、愛子方面に求める人が圧倒的に多いです。


公示価格(基準値含む)
落合3-11-29   19万8347円/坪
栗生3丁目14番22  26万8429円/坪
栗生4丁目12番12  27万6363円/坪
栗生6丁目10番15  27万4380円/坪
栗生6丁目8番1外   26万1818円/坪

栗生の1丁目は、愛子バイパスの南側、折立側なので、また少し雰囲気も違いますが、東側の住宅地の区画整理が終了したのが平成2年です。その後東側の商業エリア(生協やTSUTAYA等の周辺)は平成20年に区画整理を終えてます。新しい町ですね。

公示価格の数字を見るとまだまだ低いですが、実勢価格はもう少し上でしょう。坪25万~35万円程度まで。上記に最初に記載した通り平成2年頃からの新しい町ですので、売り物も少ないですから強気な値段設定も可能かと思います。
人口増により愛子エリアも含めてだいぶ様変わりしてきましたが、まだまだ住みたい人が多く需要は多いですね。愛子も場所によっては、道が狭かったり、クネクネしたり、線路沿いだったりと個体差が大きいですが、栗生は街もキレイですので売却には困らないでしょう。

公示価格(基準値含む)
愛子東1-15-28 6万7500円/m2  22万3140円/坪
愛子東6-4-6 6万5600円/m2  21万6859円/坪
愛子中央3-17-21 6万2500円/m2  20万6611円/坪
上愛子字雷神3番39 5万5800円/m2  18万4462円/坪
上愛子字北原道上11番59 5万7200円/m2  18万9090円/坪
錦ケ丘7丁目7番4 5万6500円/m2  18万6776円/坪

仙台から離れて少しづつ不便な場所もありますので公示価格(基準値含む)もだいぶ落ち着いた数字が多くなってきました。
「一般サラリーマンの方が郊外にマイホームを」と言う場合はこのくらいの土地価格で無いとローンが払えないですよね。
とはいえ、実勢価格は上昇しておりますが、坪20万で買うのはむずかしいでしょう。売る方としては高く売れるから売り時でしょうね。坪30万程度の取引も見られます。小ぶりな土地の場合は坪35万程度まではアリでしょう。
上愛子も少しづつ開発が進んでいますね。
とは言え、今後大きく利便が良くなる、と言う事はそうないでしょうから公示価格もそう上がってはいかないでしょう。実勢価格で坪12、3万円からみられます。高くても坪20万円程度がほとんどです。

錦ケ丘は実勢価格が結構イイお値段しますよね。
新規の土地販売はほぼ1社が行っているため、あまり競争原理は働かずにそう下がらないです。
売りたい方の多くは戸建てが付いているケースがほとんどでしょうが、建物の価値は1年違うだけで100万以上違う事がよくあることです。
相続や家庭問題で売却される方はとにかく一日も早くご連絡下さい。
錦ケ丘に建てられた方はまだ築年が浅いでしょうから建物も十分に使える可能性が高いです。
中古でも程度が良ければだいぶ金額は見込めるでしょう。


いよいよ、最後のエリアです。まずは公示価格(基準値含む)を見ていきましょう。

高野原3丁目3番21 3万4000円/m2  11万2396円/坪
赤坂3丁目5番4 3万0000円/m2  9万9173円/坪
みやぎ台1-16-3 2万1000円/m2  6万9421円/坪

いずれもここ数年でだいぶ上昇していて、昨年比で10パーセント以上アップしています。
愛子・栗生とだいぶ値段が上がってしまったのでさらに郊外化が進んでいるため、と想像します。
高野原は実勢価格で坪18万円~22万程度の範囲で収まっています。
赤坂はそれよりは少し低くて坪14万~20万程度です。
みやぎ台も何年か前はだいぶまだまだ空き地も多く実勢価格で坪5万程度が多かったですが今ではその倍の10万円くらいまでは取引が見られます。愛子エリアから見たらだいぶ買いやすいですね。
寝かせている土地をお持ちであれば一度査定させて下さいね。


さて、
だいぶボリュームの多い記事になりましたがいかがでしょうか。皆様にご参考にしてもらいたくて実勢価格を書いておりますが、当然ながら、個々の土地により金額は微増減しますし、面積や道路付けにより実勢価格がそのまま当てはまらない事の方が多いですご注意して下さい。

不動産のプロが見るのは、主に実取引価格、将来性や傾向などですが、一般の方は「一部の実取引データを拾う事」しか出来ないかと思いますので、当ブログでも何度も書いた実勢価格がわからないかと思います。

不動産はオンリーワンのモノで世界に一つしかありません。実勢価格がいかにデータとして出ているとしても、3年前のデータでは「参考」にしかなりませんし、道路を挟んだ向かいの土地の値段を単純にそこから算出は出来ません。

本ブログでは実勢価格の他に公示価格(基準価格含む)も併せてお示ししました。
公示価格はピンポイントで住所まで記載されるので、自分の家が公示価格の地に選ばれている場合もあります。下の画像は公示価格とは別に『固定資産税路線価』の数字を地図上で表したものです。



非常にわかりやすいデータですのでご紹介します。図上の数字は路線価です。

図は愛子バイパスのスーパー「つかさ屋」付近です。南側が栗生1丁目。バイパスを挟んで北側は栗生3丁目付近です。同じ栗生ですが、栗生1丁目の数字を見ると25,800円/㎡に対して、バイパスを挟んだ3丁目は53,900円です。いわゆる路線価ですので、公示価格の金額や実勢価格とは別ですが単純に比率として約2.09倍です。公示価格や、実取引地は当然ながら全ての地点である訳ではないので、客観的な土地の価値を図る時にはこういった指標は大いに役立ちます。

不動産会社さんは実勢価格を算出する際の「参考」としてこういったデータを参照します。でもこれが全てではありませんし、こういったデータを見ない不動産会社さんも多いです。


この記事をお読みになられる方は、仙台市青葉区エリアや仙台市中心部などに不動産をお持ちだったり、相続する可能性があるなど何かしらの縁がおありの方かと思います。

不動産のプロが見るのは、主に実取引価格、将来性や地域性、傾向などですが一般の方は主にネットやクチコミで、「一部の表に出ているデータを拾う事」しか出来ないかと思いますので、当ブログでも何度も書いている実勢価格(実取引額)がわからないかと思います。ぜひ参考にして頂き、賢く・お得に不動産売却を成功させて下さい。

不動産はオンリーワンのモノで世界に一つしかありません。隣同士の土地であっても個体差により金額は微増減しますし、面積や道路付けにより取引事例がそのまま当てはまらない事の方が多いです。

実勢価格がいかにデータとして出ているとしても、3年前のデータでは「参考」にしかなりませんし、道路を挟んだ向かいの土地の値段を単純にそこから算出は出来ません。


大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 
儲けを重視するあまり、ヒドイ金額しか付けない不動産業者もいます。特に土地勘のない方は慎重に相談する相手を選びましょう。高齢化が進み「相続」のご相談がかなり多くなっております。

実は不動産の売却は難しくはありません。
難しいのは「より”良い”条件で売る」 ”これが難しい”のです。
賢く、お得に不動産売却を成功に導く不動産業者はそこまで多くはありません。
当窓口のように情報をオープンにしている不動産業者にご相談下さい。これほど情報発信し、オープンな不動産会社は県内にはありません(断言) 知人友人居に紹介されたから、と安易に大切な不動産の処分・売却の選択しては損します。

弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市・名取市・岩沼市・大和町・利府町を中心に、不動産仲介・買取をおこなっています。 賃貸での資産形成のお手伝いも喜んで! 相続不動産の売却についても、確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

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筆者プロフィール  ||  笠原 紀久夫 
 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 

 宮城県仙台市 在住歴 40数年
『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談・お取引に係わっています。

※各種メディアにもご協力しております。執筆・取材のご依頼もお気軽に!
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