右肩上がりで増え続ける空き地・空き家。
原因・要因は様々ですし、一概には言えませんがようやく行政も対策を講じるようになりました。
一つは、あまりにも古く崩れそうだったりする場合の解体の行政代執行が出来るようになった空家等対策特別措置法。
そして2つ目に相続人を明確にするための相続登記を「義務化」する改正法がようやく成立。
まだまだこれでは不十分で、高齢化社会がさらに進む日本では歯止めがかからないと想像します。
いずれにしても
当窓口にも空き家・空き地をお持ちの方の相談は増えております。
◇1番目に多い相談 空き地の草刈り
◇2番目に多い相談 空き家のメンテナンス・通風、通水
◇3番目に多い相談 防犯上の相談
でして、これは遠方が理由だったりご高齢の場合はやはり不動産業者などにご相談されるのが一番かと思います。当窓口では無料で管理看板の設置をしたり、定期的な草刈り相談が出来ます。
でも、これくらいの話なら良くある話であまり思い悩まれるようなケースではないですが、
先日売却の相談にいらしたS様のケースは大変でした。
簡単にまとめるとこうです。
S様がご両親から仙台市内の実家の相続をされたのが4年前。すぐに売ったら税金高いだろうな、としばらく所有をする事に(実際はすぐに売却しても税金変わらないケースが多いです)
奥様のご実家も関西という事もあり、仙台にはこの1年帰らず。
兄妹などもいないため実家がどういう状況かわかりませんでした。
気にはしていたものの、見に行くだけでもお金がかかるし・・・そろそろ処分を考えていました。
そんな頃、〇〇弁護士事務所と言う見に覚えのない所から一通の封書が。
簡単に内容をまとめると話はこうでした。
Sさんが所有の仙台市〇〇の家のカーポートが風で飛んで、隣の家の窓ガラスを破壊。小さなお子様がケガをし、家の外壁も補修が必要になった。割れた窓ガラスから雨がふきつけ水びだしになってしまった・・・云々かんぬん。
被害総額 『230万円』 速やかにお支払い頂きたいので連絡を頂きたく・・・・
いわゆる工作物責任の話ですので、空き家に限らずこういった話はあるのですが、空き家である場合は何らかの対策を講じていないケースが多く、どうしても請求の言いなりにならざる終えない事が多いようです。
あなたの所有している空き家は大丈夫ですか?
最近ですと火災保険の特約でそういった問題が起きた時のためのオプションがあったりしますが、そもそも相続した空き家の場合は、火災保険すら加入していないケースも多いです。
あなたの空き家は大丈夫ですか?必ず確認してくださいね。
それと
冗談みたいな話ですが、
「草木を放置しすぎて虫が異常に大量発生」これで訴えられたケースがあったようです。
すぐに行ける距離の空き地・空き家ならそんなに心配ありませんが、遠方地である場合何がトラブルに発展するか・・・想像もつかない事が起きます。十分に注意しましょう。
火災保険の確認をお忘れなく。(特約も大事ですよ)
2022年10月からまた火災保険料が値上がり増しますが、値上がり幅が過去一番大きく10%程度上がります。当窓口では、火災保険のご相談も可能です。
隣地の方のご連絡先も必ず聞いて下さい。
大型台風や、突発的な気象状況の変化があった場合必ず連絡してください。
年に1回お歳暮でもお送りしておけば、今度はお隣さんから逆に報告が来るようになるかもしれませんよ。
当窓口でも空き家の管理・空き地の整備などお手伝い出来ます。有償のものと無料のものがありますので詳細はお気軽にご相談下さい。
カギの管理も含めてまるっとお任せのお客様も多くいらっしゃいますよ。こういうのは信頼出来る業者出ないと任せられないですよね。
大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市を中心に、不動産仲介をおこなっています。 相続不動産の売却についても、確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。
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筆者プロフィール || 笠原 紀久夫
 | | 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数
宮城県仙台市 在住歴 40数年 『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。
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