不動産売却時の価格交渉について実例をご紹介!


高速道路を使って50キロ先の激安スーパーへ買い物に行った。

なんて話を聞きますが少しでも安くなれば良いと思うのが人情です。
不動産の場合はどうでしょうか。

どうしても欲しい、でも少しでも安く買いたい。それはそうでしょう。

でも激安スーパーとは違い、売る側には売る側の都合があります。人の良すぎる不動産会社さんに売却を任せて、「結果割を食ったのは売主さんだけ」なんて事にならないようにしないといけませんね。今回ご紹介するのはそんな話です。


悩みに悩んでようやく不動産売却(駐車場として貸していた土地)を決めたRさん。

出身地・田舎が同じ、と言う不動産会社Sの社長を知人から紹介を受け最初の相談をしました。


さて、このRさんですが悩みに悩んでいる期間中ずっとご自身で売却が可能であろう価格の調査をネットを駆使し行っていました。

こりゃうまくいけば2200万円くらいでは売れるな。グフフ。
最低でも2000万円は固い。

しかし
不動産会社Sが出した査定金額は1800万円でした。

『確かにうまくいけば2200万円まではいくかもしれない。でも相場から言ったら1800がいいとこだよ。高望みしてもガッカリするだけだよ』

と説得されたものの諦めきれないRさん。
最終的には希望金額の2200万円で販売活動をスタートさせる事に決まりました。

プロの目は正しく、
「物件照会」の問い合わせは多かったものの、3ヶ月経過がしても具体的な話にありませんでした。

すぐに2000万円に販売価格を変更したのは当初から決めていた事です。
『3カ月しても具体的に話が進まなかったら200万円値下げしましょう。それでも相場より高いですよ』

不動産は買う人が居なければ成約しません。当たり前の事ですが、忘れがちです。
時節、運、タイミングなどの要素が少なからず影響します。

運が悪かったのかさらに3カ月しても具体的な購入希望者が現れなかったため、いよいよ金額を1800万円にすることに。

金額を1800万円まで変更した10日後、購入したいという方が現れました。


「いやー、土地を探し始めてまだ3日目だったんですが、早速良い土地が見つかりました」
と購入希望のHさん。

【これなら、金額を下げなくても良かったかも・・・】
と思いつつもほっと安堵した売主のRさんでした。

しかし話はこれで終わりません。
契約や引渡しの段取りの打ち合わせに行ったRさんに『実は』と切り出した不動産会社S社長。

『購入希望のHさんの年収的に、ギリギリの予算で・・』
『土地の整備に50万円ほどかかり・・
『第3子のお子様が生まれる予定で・・
『もう少し下がれば奥さんのお父さんを説得出来るので・・』 

と、どちら側の味方なのかわからないような話があれこれ始まり

最終的には
『正式な書面で申し込みを買主様から頂いたのですが金額が1650万円でした』
と言う話でした。


半年かかってようやく表れた購入希望者。これを見送ったらもう買い手が現れないかもしれない。

『相場から見たら少しだけの値下げですよRさん。』

―― 自分の不動産じゃないから簡単にそんな事言えるんだ ――

不動産会社Sに対しそうも思いましたが、これから冬になって雪が降るとまた不動産の動きが悪くなるだろう。ここらで決着させるか。

『分かりました。では進めましょう。』

いよいよ、
契約日が10日後と決まりあわただしく不動産会社Sが準備を進める事に。

そんな中不動産会社Sに建物を建築する住宅メーカーから連絡が。

『購入希望者のHさんから依頼を受けている住宅メーカーですが、事前に準備をするから図面や書類資料など一式送ってほしい』

そんな内容でした。
次の日また住宅メーカーから連絡が。
どうやら上水道の管が土地の中には無いので、費用が余計にかかる、との連絡。

不動産会社Sの作った不動産販売資料には『管がある』と記載してありました。
単純な記載ミスでです。

さぁ、この後の展開はお判りでしょう。

どうしたって水道の工事には50万~100万円はかかります。はたして、購入希望者から値下げ交渉の連絡がすぐに。

不動産売買に何度もかかわっているとこういう話は全く珍しい話ではありません。


市場調査不足。不動産そのものの調査不足。ケアレスミス。ちょっとしたものでも50万円100万円の違いが出てきてしまいます。

不動産の売却は経験豊富で、タフな交渉の出来る不動産業者に任せるのが一番です。

大事な事は不動産の価値を正しく知る事です。 弊社は宮城県仙台市・多賀城市・富谷市を中心に、不動産仲介をおこなっています。 不動産の売却・賃貸について確かな経験と知識でサポートいたします。 そのほかにも不動産について何かお悩みがあれば、ご遠慮なくお問い合わせください。

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筆者プロフィール  ||  笠原 紀久夫 
 宅地建物取引士 / マンション管理士 / 賃貸不動産経営管理士 /ほか不動産系資格多数 

 宮城県仙台市 在住歴 40数年
『宮城・仙台が好き過ぎる宅地建物取引士』として「仙台の不動産そうだん窓口」で多数の案件のご相談に係わっています。

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